Second Life を1ヶ月プレイしてみた私の意見

Second Life“不”人気、7つの理由

Second Lifeに関する報道が一般紙などにも掲載され、日本企業の参入も相次いでいるが、日本人の登録ユーザー数は多くない。「何が面白いか分からない」と、すぐにやめてしまうユーザーも多く、話題先行の盛り上がり方は“空騒ぎ”にも見えるが──。

記事元:ITmedia News

今まで散々大げさに煽っといて、日本語版もまだ正式に始まっていないというのになかなか辛口記事ですね。記事ではmixiと比較している箇所もありますが、私はあくまで「Second Life=生活系MMO(ゲーム)」の視点からいやらしくもイチイチ突っ込みを入れてみようと思います。
(なんかLindenの回し者みたいな文章になってしまいましたが関係者でもSecond Life マンセーする気もありませんので。)


>(1)始めるまでの手続きが面倒

まだ英語ですが米Yahooにアカウントを作るのと同じ程度で、面倒って言うほどではないと思います。セカンドライフ・簡単導入マニュアル
記事ではFirst Look クライアントを使っているようですがこれはまだテストですし、通常のものだったらアップデートの度に再インストールの必要はありません。
初期アバターについては自分でカスタマイズできますし、デフォルトのままでずっといる人はいないでしょう。確かに初期アバターにもアジア系というか「日本人好み」のがあったほうがとっつきやすいですね。

>(2)要求スペックが高い

Star Wars Galaxies も画質を少し落とせば比較的ストレスなくプレイできた私の3.4年前のPCですが、Second Life では重いと感じる時がありますしよくクラッシュします。ラグがおきている間に死んじゃって経験値失った!なんてシビアな事もないし、今時の3Dゲームの要求スペックとしてはこんなものじゃないでしょうか。おすすめ環境設定

>(3)操作が難しすぎる

どんなゲームでもそうですがこれは慣れですよね。もし単純にアバターの操作が難しいというのなら、他のどんなゲームもできないでしょう。最初から全機能を使いこなす必要はないですし、「ものづくり」は別として、記事にある「ブラウザの全機能」はインターフェース下のツールバーで事足りると思います。

>(4)何をしていいかわからない

これはよく耳にする言葉ですね。リネージュのような俗に言う「狩ゲー」や、記事に出てくる「ドラクエ」のようにモンスターを倒してレベル上げて次は何をして…みたいなRPGが好きな人には向かないと思います。Second Life は何もない砂場を提供されて「ここ好きに使っていいよ。」といった感じで、まず自分がSecond Life で何ができそうで何をしたいのか見つけるべきです。

>(5)何をするにもお金がいる

他のゲームはもちろんアバター付のSNS もそうだと思いますけど、アバターを着飾るのにお金かかったりしません?逆にSecond Life では土地以外は無料で何とかなると思います。実際私がそうですし、どうしても何かがほしくてお金が必要なら課金するかキャンピングチェアーを使えばいい。

>(6)右も左も広告だらけ

確かに企業Sim は一度作ったらほったらかしがほとんどで「ゴーストタウン化」していて、Second Life 内でどれだけの宣伝効果があるかはわかりません。記事にあるように一時的な話題づくりを狙っての進出ならば企業側としてはそれはそれで成功だろうし、かといって一方的に広告を垂れ流されるわけでもなく、例えば日産AOLなどのようにユーザー側にメリットがあるものも多いですね。

>(7)人気の場所はエロかギャンブルか

人気の場所というのは Search の Popular Places のことだと思いますが、エロやギャンブルだけではなくクラブ(踊る方)も入ってますね。人気といってもsimにはキャパシティーがあるのでせいぜい100人前後。当然そのsimに入りたくても入れない人もいるし、入れた人は全体の数パーセントです。現実では絶対行かないけど仮想だから気軽に行けるっていうのがいいんじゃないでしょうか。



記事の3ページ目に「それでもSecond Life にハマる人」ということでユーザーのインタビューが載っています。楽しみ方は千差万別ですが、Second Life にハマっている人は概ね同じ意見ではないかと思います。

そもそもmixiやMySpaceのような既存のSNSと比較することがナンセンスなわけで、SNSにしては機能が多すぎるし日記(ブログ)が書けるわけではない(書けないこともないでしょうが)。コンセプトそのものが違うのではないかと思います。

確かに今までにMMORPGなどオンラインゲームをやったことがない人やSNS と思って始めた人にとっては、本当に右も左もわからないかも知れません。そこでやはり待ち望まれるのが日本語版です。インターフェースはほぼ(妙な)日本語化されてますが、さらに期待したいのが米公式サイトのKnowledge Base の日本語化ないし日本語版。SNS延長と思って始めた人が読むか読まないかは別として…。



長文で偉そうなこと言った
今は反省してない
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